連日テレビなどのニュースで報道されている

 

病院の点滴の中に毒物が混入されて

 

お二人の男性が亡くなってしまった事件。

 

 

なんか、東京オリンピックだってこれから開催されたり

 

平和で穏やかな時代を築いていかなきゃならないのに

 

こんなドラマでしか見た事ないような怖い事件‥

 

なんて治安の悪い世の中なのかと思います。

 

 

 

病気を治すための病院で起きた事件。

 

ご本人は本当にお気の毒だし、ご家族のお怒りやお悲しみは

 

いかばかりかとお察しいたします。

 

 

また病院関係者の皆さんも、連日の対応に追われて

 

加療中の方への配慮も含め、そちらも大変の事でしょう。

 

 

 

あんまりテレビを観ないんだけど

 

ネットニュースでもトップにくるし

 

サロンでご予約の合間にたま〜にテレビを観る事もあるので

このニュース、知ってました。

 

 

ってか、報道の仕方にちょっとモヤモヤしてました

 

 

点滴の中に界面活性剤が混入されていた‥

 

体内から界面活性剤が検出された‥

 

 

 

 

ん〜‥

 

界面活性剤。。。

 

 

 

前にもブログで何度も何度もお話をしてきたし

 

サロンでもお客様にお話しする中で出てくるワードだし

 

講習や研修に行っても、これについてお話しして下さる企業様も

 

結構います。

 

 

 

なんかこの一連の報道を観ると‥

 

界面活性剤ってやつはとにかく危険な成分で

 

そんなものが何かに混入してたら殺されてしまう。

 

ましてそんな薬物が化粧品の中に混入してたら‥

 

きゃ〜〜〜お顔がどんなことになってしまうんでしょ

 

 

‥そんな風に思われてしまいます

 

 

 

やめて、そんな報道

 

ちゃんと報道して欲しいです。

 

 

 

 

まず。

 

うちのお化粧品には‥

 

界面活性剤が使われています

 

 

でも、うちのサロンにいお越しにならない方でも

 

このブログに来て下さった皆さんも

 

毎日界面活性剤、使ってます！！！

 

 

 

 

特にお化粧品には、界面活性剤は幅広く使われています。

 

 

分かりやすいとこで言うと、例えば乳液。

 

白濁していてトロッとしたテクスチャーをしています

 

 

お化粧品を作る過程で、たくさんの美容成分がありますが

 

お水と油は馴染まない特性を持つために

 

これを混ぜて使わないと、お化粧品は二層のドレッシングみたいに

 

水と油が分離してしまいます。

 

どんなにシャカシャカ振っても、水と油は混ざりません

 

 

そこで『乳化』と言われる作用が行われて

 

初めて水と油が混ざって、白濁した乳液ができます。

 

 

界面活性剤はこの作用を利用して化粧品が作られます。

 

 

 

お化粧品の基本構成をお伝えしましょう

 

 

水　+　油　+　界面活性剤（乳化剤）　+　助剤　‥です。

 

 

 

お水は精製水。

 

油は石油から作られる鉱油物。サメや羊から取れる動物油。

 

オリーブや椿などから取れる植物油です。

 

 

 

そして界面活性剤。

 

石油系界面活性剤。石鹸系界面活性剤。植物系界面活性剤。

 

アミノ酸系界面活性剤、等。他にもまだあります。

 

 

 

助剤というのは防腐剤や殺菌剤や香料とか。

 

 

 

界面活性剤の割合が多ければ、粘性が増すので

 

化粧水で２〜３％。

 

乳液で７％。クリームは２０％ほどで化粧品はできます。

 

 

トロっとするものには、殆ど界面活性剤は使われています。

 

 

 

化粧品がどうやって作られているのか。

 

作り方を知れば、まずドラッグストアやスーパーなどで

 

怖くて買えなくなっちゃいますが、

 

今日は界面活性剤のお話しなので

 

 

 

界面活性剤は、本当にいろんな製品に幅広く使われています。

 

 

 

 

言ってみれば、ドレッシングにだって入ってるし

 

家庭用洗剤はもちろん。

 

シャンプーにもトリートメントにも

 

お薬にだって使われているし、お化粧品には必ず使われています。

 

 

うちのメイク落としのクレンジングは

 

栄養ドリンクにも使われている界面活性剤が使われています。

 

 

 

もちろん界面活性剤にも、お化粧品に使って欲しくない

 

安価で乾燥を引き起こす強い界面活性剤もありますが、

 

界面活性剤自体がいけないんじゃなくて

 

なんの界面活性剤がその点滴に使われていたのかが問題なわけ。

 

 

 

ただ、主語なしに『界面活性剤が混入されていた』だと

 

そりゃ入ってるでしょうよ、だから何？って感じで。

 

 

 

〇〇に使われている、〇〇の毒性や危険性のある

 

〇〇系の界面活性剤が混入されていた

 

 

‥まで言ってくれないと、こっちもやりづらい

 

全部界面活性剤がいけないみたいな言い方は

 

 

 

とにかく。

 

今回はその点滴の中に、本来点滴に入ってちゃいけない

 

人体に危険を及ぼす成分が入ってたから問題になってるわけで。

 

 

その危険な成分を誰が混入したのか。

 

 

 

 

一日も早く事件が解決されて

 

亡くなった人は帰ってこないけど

 

犯人が分かって捕まれば

 

ご遺族のご家族も故人に報告ができるだろうし

 

周りの人や入院加療中の患者さんやご家族も

 

安心した日々が送れるんだと思います。

 

 

 

こんな気持ち悪い事件は嫌だな。

 

 

 

ちょっと界面活性剤について納得いかなかったので

 

力が入ってしまいました

 

 

 

報道の自由はあるんだろうけど

 

漢字やカタカナいっぱいで

 

しかも普段の生活に聞きなれない言葉だと

 

色々勘違いされてしまうこともあるので

 

しっかり伝えて欲しいな‥って思います。

 

 

 

一日も早く事件が解決されますように☆