雨〜〜〜〜〜〜〜
ず〜〜〜〜っと雨。
今日は大事な日なのに。。。
そう。
今日は衆議院選挙の投票日。
そうそう。
王子は都内に結婚式のお呼ばれ
っま。どちらもいろんな意味で大事なイベントですが
私にとっては‥もっともっと大事なイベントの日
そうです。
鬼石吹奏楽団第12回定期演奏会
本番当日なのです〜〜〜〜
今回も‥
大役な司会を仰せつかってしまいまして。。。
そうなると‥
ほとんどの脳みそがそっちの割合になってしまいます。
でも‥
エンジンが‥
頭の中のエンジンがなかなかかからない
やる気がないとかではないんです。
楽団の実行委員の担当様に早くから台本をいただきまして
気合いだけは十分に入ったのだけれど
そこからエンジンがかかるのが‥今回は遅くて。
なんでだろ‥
親のことやサロンのこともものすごい忙しかったのも事実。
色々考え過ぎて、気持ちを乗せるのがどうしてもできなくて
今回の台本の校正は、今までにないくらい苦戦しました。
いい言葉が思いつかないんですよね。
文章の流れもスムーズじゃない。
昨年迎えた第11回目の定期演奏会の後からすぐに
楽団の皆さんは今回の12回目の演奏会に向けて練習を重ねて
さらに今年は難しい楽曲もプログラムに入れるために
早くから、そしてさらに日にちを増やして練習を重ねて
本番の当日を迎えるわけで。。。
そんな気持ちにも応えたい一心もありつつ、
自分の中のエンジンがなかなかかからない不甲斐なさに
ちょっとイライラしてました
こんな風に‥
あんな風に‥
見えるかもしれないですけど‥
割と‥根は真面目です( ̄^ ̄)ゞ
そしてついにエンジンがかかったその日から
頭をフル回転させて台本の校正が始まりました_φ( ̄ー ̄ )
ここ数年楽団の皆さんにたずさわらせて頂いて
音楽の色々は分からないけど
一つのものを一緒に作っていく上で、
『こだわり』や『譲れないもの』があること。
そして一緒に作っていく瞬間を楽しんでる仲間だということ。
それぞれの生活がある中で、その場所を大切に思っていること。
いろんな事情で人の出入りもあったり
大人だし、いろんな感情が行き交う中でも
みんなが『一つ』になって、その場所を守るために
音楽や奏でることを第一に今があること。
そんな流れを、なんとなくそばで感じさせて頂いておりました。
だいたい人間関係や人が集まる場所なんて皆んなそんな気持ちっしょ?
って思われるかもしれませんが、そうではなくて。
ここにしかない環境や人間関係を、私は見て来ました。
私は‥吹奏楽の色々は分からないし、音符も読めないけど
みんなとおんなじことができないぶん
他の部分を見させて頂いて、ここ数年たずさわらせて頂いておりました。
そして。
その仲間を守って、黙って引っ張って下さってるのが
団長であり指揮者の宮澤さんで。
私も鬼石にお嫁に来てからですが、公私ともにお世話になっておりますのと
折にお会いするたびに、交わす言葉は少ないんだけど
その都度。演奏会に対する思いや、司会のあり方、方向性を
ポツポツっと。何気なく伝えてくださるのをヒントに
今回もそれがエンジンがかかったきっかけでした。
色々な人が出入りしたり、色んな気持ちや性格の人が集まる中
その中心で音楽と指導の指揮を司るのは容易なことではないはずです。
いきなりやって来た指揮者ではなく
ずっと『それ』を見て、『そこ』にいて、司る。
私も色んな気持ちがあって今がありますが
団長の存在があるからこそ。
宮澤さんのお手伝いをさせてもらいたい‥
そんな気持ちで司会を受けました。
ちょっと前置き、長過ぎました
台本を校正して、まだ完璧には仕上がってなかった3日前。
雨が降り続く中、ゲネプロでした。
楽団の皆さんも、学校や仕事を終えて集合です。
本番さながらの通し稽古。
このゲネプロを通じて、最終的に台本が仕上がります。
その場で感じた空気感とかが、台本に反映されていく瞬間です。
当日は雨予報。
この会場がどれだけ埋まるのか‥不安でいっぱいな夜でした。
‥と同じくらい、自分のセリフも不安でいっぱい
そして本日。本番を迎えました。
やっぱり‥雨
でも程よい湿度が喉にはいい感じでした
では‥
いつものように‥
『定期演奏会のスピンオフ。司会、サチコの場合』
行ってみよ〜〜〜〜〜〜〜〜
入口の看板です。
いっぱい来てくれますように
裏口を抜けて‥
スタッフの通用口から会場入ります
受付で一足先にプログラムをいただきました
今年は持ちやすいサイズ。
お。
な‥名前だ。あたちの名前だ
いちいち緊張するトラップに引っかかる。
今回はこんな感じ。
いつ着るんだ、この服って思って買ってあったんだけど
ここで日の目を見ました
緊張がどんどん増して来て
目も口も乾き始めたロビーであったかいの、買ってこよ。
ロビーに行ったら‥
私をいつも応援して心配してくれて、
今日の日を楽しみにしてくれてた友達が見届けに来てくれました
『衣装もいい感じじゃやない』
『全体的にいい感じじゃない』
『大丈夫、大丈夫。頑張れ、頑張れ』
私のココロのうちや私の性格を知りえてくれてる友達なので
緊張なんかしない こんな事ぁなんて事ない
‥
すっとぼけてそんな涼しい顔をしたお面をかぶっている私へ
その場を和ませて緊張の呪縛を解いてくれました。
ありがたい。頑張る
開演10分前。
携帯電話の着信音のご配慮コメントを影マイクで入れる
ここで自分の声が決まる。第一声ってやつです。
ここで思いの外声が高いと、ずっと高いまんま。
低けりゃ低いで、もう少し高くする努力をしなきゃなんない。
1ベルが会場に鳴り響いて演奏が始まる。
1曲目 コンサートマーチ青葉の街で
これはホント。一曲目にふさわしい勢いのあるマーチの曲
私の緊張のドキドキも‥どんどん高まる。
お茶‥がぶ飲み。
そして終わってあたち、登場
うわっ。こんなに会場って見えないんだっけ?ってくらい真っ暗
でも不思議なモンで‥お客様の入りは‥分かる。伝わる。
雨の中来てくれた御礼だけはちゃんと伝えよう。
それはちゃんと考えてた。
けど、いっぱい‥来てくれてる。そのお礼もちゃんと伝えよう。
そのセリフを入れるか入れないかは‥その場で決める。
今回もちゃんと自分の言葉で伝えようって
噛んでもいいからちゃんと伝えようって
来場御礼を伝えました
そして一番苦手な自己紹介
お嫁に来てから色んな場面で何度も伝えて来た苗字と名前。
本当にあたしはこの名前だったっけ?ってくらい意識が飛ぶ
緊張がマックスになる、泣きそうになる瞬間です
2曲目 フィンランディア
これも真面目な楽曲。作曲家、シベリウスの代表曲。
シベリウスのことをもう少し掘り下げて話しても面白かったかな。。。
演奏終了。あたし‥再登場。
次の曲の紹介に入る。次は『斐伊川に流るるクシナダ姫の涙』って曲。
これについては前日にセリフにご指摘をいただいて。
楽団の皆さんで話し合ったり考えて下さったようで、有難い。
頂いた最初の台本は、楽団の実行委員の方が考えて下さっているので
言わば楽団の皆さんの気持ちとかが垣間見れる原稿を渡してくださいます。
でもそれをそのまんま読んだら‥私の仕事ではなくて。
それを汲み取って表現するのが司会だと思ってる。この司会に関しては。
私の司会の立場を楽団の『外』に置くのか『中』に置くのか
そこでセリフは全く違ってくる。そうすると意味も変わる。
ご指摘をいただいて、もう一度考えて‥
これは、楽団の皆さんが過去11回演奏して来た中で
一番難しく、一番練習時間も要した渾身の曲。
しかもこれは神話『ヤマタノオロチ伝説』がモチーフになっていて
聴いているだけで、スサノオノミコトがヤマタノオロチと戦っている姿や
生贄に決まってしまったクシナダ姫を守ろうとする優しい気持ちが
曲に見えるような重みのある素敵な曲。
それを聴いている皆さんに想像して欲しくて
曲のイメージや力強さを分かって欲しくて
神話のストーリーを少し入れることで、ご指摘箇所を対応しました。
これはね、私も渾身のセリフでした。
第一部終了。
第二部準備のため、15分間の休憩。
どぅ〜〜〜わぁ〜〜〜
キンチョーしたーーー
自己紹介のくだりと一曲目の紹介あたりは
記憶が定かでないくらいキンチョーした
ここでTシャツにお着替えして第二部に突入。
第二部開演
会場暗転。曲紹介からいきなり入る。
なんか‥余裕はないけど、少し緊張の呪縛が解けてる。
4曲目 ジャパニーズグラフティ
松本零士さんのアニメ主題歌メドレー。
団長の宮澤さんに『自分の主観を入れて』と言われてたので
ここから自分の気持ちや感想を生意気にも入れ始める
そのまま次の曲紹介。
5曲目 魔女の宅急便
ホント、映画のシーンが浮かんでくるような可愛い曲だった
続けて次の曲紹介。
カタカナばっかりで噛みそうになる、ってか、噛んだ
これは皆さん、曲の始まり方にこだわりを入れて
直前まで何回も司会交えて何度もタイミングを練習した曲。
かっこいい曲なので、そんなこだわりも素敵だった
6曲目 MEKE HER MINE
本当にノリのいい曲だし、ソロの演奏がカッコよくて
舞台袖でめちゃめちゃ踊ってました、あたし
ここで第3部準備のため、10分間の休憩。
次もいきなり曲紹介から入るから、ひたすら練習。
休憩中、楽団の中学生とお喋りする余裕も出て来た
第三部開演
auのCMで聞いた桐谷健太さんの『海の声』って曲の紹介。
ズザザザザザザ〜〜〜‥って波の音に聞こえる楽器の紹介もした。
7曲目 海の声
これ‥好きなんだよね。この歌。
思わず口ずさんでしまいまいました
演奏終了後。あたち、再登場。
曲紹介。次は演歌。
メドレーになっていて一つのメドレーの中に15曲も演歌が入っている
面白いメドレー
8曲目 ど演歌エキスプレス
イントロだけだったり、歌おうとすると次の曲に飛んじゃったり
数は数えられなかったけど、なんだか吹奏楽で演歌聴くと
テレビののど自慢見てるみたいで面白かったな
そして再び、あたち登場。
いよいよラストの曲紹介。
星野源さんの『恋』
恋ダンスできる人は通路で踊ってもらってもいい旨を伝えたら
客席から笑いが起きた
最後に和めて‥嬉しかった。
最後のご挨拶も入れる。
いつも泣きそうになるセリフなんだけど、今年は楽しく締めれた
9曲目 恋
あたし、恋ダンス踊れないんだけど
裏でヘンテコなダンス踊ってました楽しかった
アンコール
・ 世界に一つだけの花
・ 君の瞳に恋してる
今年、惜しまれつつ解散したSMAPの名曲。
私の友達に本気で応援してた友達がいて、
解散した時のこと思い出しちゃってウルウルしちゃった
舞台の袖から会場が少し見えるんだけど、男の人が見えて。
とっても真剣にどの曲も聴いてて下さってたんだけど
『世界に一つだけの花』の時、口ずさんでくれてて。余計ウルウル
君の瞳に恋してる‥は、楽団も定番の曲なんだろうけど
私にとっても大好きな曲だから、毎回たまんなく嬉しい
最後。ご散会と来場御礼のご挨拶。
最後の私の影マイクのアナウンスで終了。
終わってから‥
お見送りがてらロビーに向かったら‥
お友達も待っててくれて
ここが良かった
写真撮った 動画撮った
って‥
‥自分の事のように一緒に緊張してくれたり喜んでくれたりして
私が楽団の皆さんに気持ちが向いていたぶん
ずっとそばで私の気持ちに寄り添っててくれてたのが嬉しくて
関係が近いから恥ずかしかったけど
終わった後にLINEで気持ちをお伝えしときました
そして‥
今回もみかぼみらい館のスタッフさんには大変お世話になりまして
楽団の皆さんは音楽に対して気持ちが向いているし
私はそれをどう伝えるかを役目としていたし
会場スタッフの皆さんは‥
そんなそれぞれに散らばった気持ちを汲み取って
どう魅せたらかっこよく見えるか、聞こえるか、映るか
タイミングや加減をその都度調整し指示を出して下さっていました。
裏にいるぶん、それは客席には見えないんだけど
そんなプロのスタッフさんたちに支えられて
この演奏会が成り立ちます
今回も‥大変助かりました ありがとうございました
そして‥団長を始め、楽団の皆さん。
一年に一度できる私の大きな仲間です
今年は‥中学生の皆さんが仲良くして下さって嬉しかったです
お年頃だし、こんな若作りしてるおばちゃんとお喋りするのも
なかなかない事だろうし、どう扱っていいか分からなかっただろうけど
お昼も一緒に入れてもらったり、曲の合間にも仲良くしてくれて
自分の子供でもおかしくない子たちなんだけど、新鮮で嬉しかった
演奏も‥本当にかっこよかったです
毎回いろんな動きのあるこの楽団が‥わりと好きです
照明や受付の皆さんも、本当にお疲れ様でした
忙しい中にもちょっと足を止めて気にかけて下さったりして
なんかね‥ホント、今回色々嬉しかったです
そしてそして‥
何よりもこんな雨の中ご来場くださったお客様
冒頭のご挨拶でも加えましたが、今回は台風の影響もあったし
国が大きく動くかもしれない衆議院選挙の投票日とも重なり
土砂降りで寒い藤岡市
にもかかわらず、駐車場から会場までもちょっと歩くのに
たくさんのお客様にお越しいただけました事、本当に感謝です
私を通路で見かけてご挨拶や話しかけてくださった方もいて
嬉しかったです
今日は本当にありがとうございました
今回も‥
楽しかった〜〜〜
楽しい時間と感動をありがとうございました
良かったら‥
去年のもどうぞ 鬼石吹奏楽団第11回定期演奏会
その前のもどうぞ 『鬼石吹奏楽団第10回定期演奏会』
前のもどうぞ 『鬼石吹奏楽団20周年記念演奏会』
その前のやつもどうぞ 『鬼石吹奏楽団第8回定期演奏会』
その前のもあるよ 『鬼石ブラスバンド定期演奏会』