実家での話。
うちのオトンが運良く?車がすべって出せなくなってしまって
運良く ← ってのは、ちょうど私が帰ってたって意味で
ウチは近所に小さい田んぼを借りてて。
枯れたワラを片付けようとオトンが軽トラックを田んぼん中に入れたっけ
ういういうい〜〜〜ん
泥ですべって動かなくなっちゃってハマってしまったようで
私、ちょうど実家に帰っててオカンのお手伝いをしてたから、
オトンからSOSがかかり現場へ直行
タイヤ。3/1は埋まって、タイヤが暴れた跡がある
そんな時に限って、現場まで兄貴の軽のワンボックスで行っちゃったから
レスキューもすんなりとはいかず、あーでもないこーでもないと難航
結局はロープで縛って、私が乗ってきた車でオトンの軽ットラを引っ張る作戦
でも、私の車までつられないないようにしないとだから大変で
私自身も泥でぬかって重くなって足をとられそうになるし
とにかくまず。ロープで引っ張った。
ういういうい〜〜ん
駄ー目
でもタイヤが暴れて隙間ができた
そこに枯れたワラをちょいちょい詰めて‥
『よし、オトン。アタシがアクセル踏むから、後ろから押してよ』
ってナイス提案をしたっけ‥
体重100㌔程あるプロレスラー張りのオトンが
『え。駄目だよ。無理だよ。』
そこで押し問答しても仕方ないので、娘の私は頭を切り替え
『アタシが雄押すよ』と。
ホントにどー考えても逆だと思うんだけど
オトンはひょっこり運転席に乗り込んで私は押す側に
『せーのっっ』
ってありったけの力で押し切ったっけ
2回のチャレンジで車は脱出
『オトンどーよ、どーよどーよ
』って自慢したら
『あれだな。やっぱりお父さんが
最初にロープで引っ張ったのが
良かったな』
え?え????何ですって???
『っざけんなよ〜』って言ったら笑ってた
そして。
『オトーン。アタシ居て良かったね』って言ったら
『あー‥サチコいて良かったな』って
この30〜‥数年の中で、一度も言われた事ない
あの、無口なオトンが
あの、柄の悪いオトンが
‥さあ。始まったよ
私の結婚式の鏡割りに、あれほど言ったのにフライングしたオトンが
解凍中のハンバーグを生のまんま1個食べちゃったオトンが
私の洗顔フォームと歯磨き粉を間違えて歯を磨いていたオトンが
年末の紅白観ると必ず『アレは松田聖子か?中森明菜か?』って聞くオトンが
初めて言った
どさくさに紛れて
『アタシが産まれて良かったね』と
素敵な台詞を言って素晴らしい感動劇を作ろうとしたけど
ソレは辞めといた
こうしてオトンは愛娘に救出され、
元気に軽トラックを乗り回したのでした
田舎ならではの救出劇
恐るべし