またこんなに空いてしまった
こないだな、このしと。。。
うちのマールお嬢様。
急に具合が悪くなりまして。。。
あたしがお嫁に来る前に住んでたマンションに
腕がポッキリ折れてひょこひょこ歩いてきたのが
もう10年前。
おとなしくて困った顔してて
ちょうどその時、マンションの中にサロン部屋を作っていて
車で機材を持ち込んでる忙しい日にやってきました
でも腕折れてるし
痛そうだし
このまんまじゃかわいそうだし
すぐに動物病院に連れて行って処置をしてもらいました。
動物病院の先生からの問診があって
この子を拾ってどうするのか‥
マンションにお住まいだけれどどうするのか‥
この子を手術してどうするのか‥
もし術後に飼い主さんが現れたらどうするのか‥
お金をかけたこの子をすんなり返せるのか‥
手術は切断なのか、くっつけるのか‥
もんのっっっすごい聞かれました。
怖いくらい真剣に聞かれました。
『今日からこの子はうちの子です
どこにも行かせません
うちの子です
飼うところは、お付合いしてる方が賃貸ではない
一軒家に住んでいるのでそこで飼います
切断ではなく、くっつけて下さい』
そんなやり取りをしたのを覚えています
そのあとは先生もニッコリ穏やかでお話をしてくださいました。
この子に同じ思いをもうさせて欲しくないので
責任を持って飼い主さんになって頂きたいので
厳しく聞かせていただきました
もともとは野良ちゃんでかなり放浪していたようなので
そのお気持ちでいてくださるのなら
こちらもお返しするまではご協力をさせていただきますって。
わんちゃんを家族にするのは簡単じゃないんだって
その時とっても勉強になりました。
そのあと退院後。
マールは王子のお家でわがまま放題
大切に迎え入れてもらって
当時健在だった義父と義母も大事にしてくださいました
それからそのあと王子と私の住むお山の自宅に来て
野原を気がすむまで駆け回ったり
ペコやチョビと口喧嘩をしてペコに怒られたり
日向ぼっこしながらお昼寝したり
色々ドライブにも連れてったりして
楽しく過ごしてました
それが。
王子のお母さんが亡くなったあと。
みるみるうちに衰弱して元気が無くなって
お家でおしっこを失敗しちゃったり
ご飯も食べなくなって急にぐったりし始めて
頭もあげなくなっちゃって‥
いっても確かに10歳。高齢の年齢にはなるんだけど
でも逝くには‥まだ早すぎる。
ってか、このタイミングでおかあさんを追いかけられたら
王子も私も心身ともに憔悴しきってるから
これ以上の悲しみは‥気が狂ってしまう
予防注射でお世話になっていた病院があったので
そこに行ったんだけど、血液検査しても全て正常値。
やはり歳のせいでしょう‥って。
でも。
納得いかない。
その日は週末で、前に手術でお世話になった病院も
近くの病院も全部休み
そんな時って‥そんなモン
でも調べて、週末やってる病院を探して
ちょっと距離があるんだけど
気にしていた新しい病院があったので
そこに急遽飛び込んで診てもらいました。
変な意味じゃなく、先生らしからぬ先生で。
もう一度そこでも血液検査をしてもらって
やっぱり正常値だったんだけど
いろんな疑いを探しまくってくれて。
そして‥
『まだ10歳くらいでしょ〜?逝くには全然早いよ』
なんか‥
言葉に救われた
マールも‥
その先生。好みのタイプなんだよね
それは分かる
それから様子を見て年を越して
年が明けたすぐに大手術
先生の読み通りの病気になっていました。
そん時はほとんどご飯も食べれなくなっちゃって
立つのも時間かかるし
玄関の、いつもならひょいひょい上ってた3段くらいの階段は
登れないくらいまでに衰弱していました
大型犬並みに大きくなってしまった部分を切除して
とにかく色んな説明をしていただきました。
しばらく入院して退院
お腹は‥
綺麗に縫われました。
エリザベスカーラーもつけないで大丈夫って言われて。
普通はつけないとだと思うけど、色々がびっくり。
お毛けも綺麗に剃られました
あんなにあんなに衰弱しきってたんだけど
悪い部分を切除してもらって
ご飯もモリモリ食べるし、よく走る
そうそう。
食事の指導もしてもらいました
チキンとかビーフとかお野菜とか卵とか‥
人間は食べたモノで体が作られてて
ワンちゃんも、ニャンちゃん達も
専用フードで体ができてる。
でも、なんだか何が入ってるのか分からない
見てくれが粘土みたいなのとか、お肉か魚か分からないモノでも
とにかく『ドッグフード』って書いてあれば何でもいいだろ‥
くらいに思ってて。
でも、やっぱ違った。
当たり前だな。
私たちが口にするのと同じお肉や魚が大事
もちろん味は違うけど。
そしたら‥
『人間と同じものあげるの?もったいないよ』とか
『え?気持ち悪くない?』とかとか
とんでもないお言葉がかけられましたが
最近はそんなこと言う人の言葉、
スルーできる人になってきました
マールもね。縁あってうちのTEAM TAKANOに所属してるので
大事にするのもされるのも当たり前なメンバーなのですよ
無事に抜糸できて。
なかなか上がらなくて心配されてた血液の数値も、
お薬を飲むとかではなく、全部食事療法で改善できて
本当に『プロの先生』に巡り会えて日々感動で
しかもお友達ができて
病院の看板犬。
くんくんくん‥
いつもならあんまり他の子と馴染めないんだけど
お互い相性がいいらしい
まだまだマールには元気でいてもらお
そして‥
ちゃんとブログも更新していこう
ぷw